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ブラックコーヒーに映る貴方の顔
中途半端な色したカフェオレが私みたいで
平凡なモーニングセットと素敵なジャズ、それから
ピザトーストを君と二人で
ソフトクリーム・パラダイス

感傷に沈んでゆく体をそのままにして
シアワセになりたいと願うことは罪ですか
ヒーロー気取りの君が失ったもの
愛の言葉はきっと辛辣
胸に巣くう嵐を私はまだ飼い慣らせない

朝焼けのグラデーションに染まる
白昼に溶けた体
召しませ薄暮
月のない真夜中に
いつだって君の事しか考えていないのは分かっているくせに

曖昧なままの輪郭を持たない何か
そんなにしてまで縛り付けたかったんだと言い聞かせて
会いたかった ただそれだけなのに
散々言い訳して、それでも好きなんだと思い知らされた
他人にとっては下らないだけの私と貴方の関係

あなたが知らない私 私が知らないあなた
リボンをほどいてあなたにあげるわ
貴方は狡くて、酷くて、最低な、優しい人
その感情を全て飲み干してあげる
あなたのために流す涙ならいくらでも

キャンディドロップが零れ落ちる夜
はちみつ色の涙
カラメルが焦げた残り香を切り分けて
金平糖のようなキラキラとした甘い何か
シロップをたっぷり入れたアイスコーヒーが大好きでした

結論を出せない僕達が出した結論
私の為に貴方に捧げる生贄を
ホンモノに埋め尽くされた夢の中にいるニセモノの僕
貴方も私も誰もいない静かな秘密の海の中
好きだと伝えたところで何も変わらないと知っている私は狡いと知っている

貴方の中にある棘と痛みをじっと見つめて
救った君に巣くった欲
私のつぶやきはもう届かない
だって逃げたら君は笑うだろう?
墜ちる私は貴方の幻影も見れないままで

眠る彼女は愛を語らない
赤い頭巾は貪欲に全てを狩り尽くす
貴方を知り尽くすための我が儘
その涙は煌めく宝石となって
灰すらも輝く魔法をどうぞ

玻璃色の胸臆
追憶の細波
埋葬する愁傷
歔欷の静寂
玲瓏たる嚮後

 * * * * *

寂しさを沈めて、花を捧げて
咲き零れた花に僕の醜い心を添えて
造花に込めた祈りは淡く咲く
耳を澄ませたって花の声しか聞こえないんだ
花に埋もれて朽ちる夢を見る

曇った眼鏡でも貴方の事は見えるから
悲しみの墓場で君と二人
蒼い涙に溶ける体を注いだ空
圧倒的大団円は余りにも呆気なく
貴方が微笑んだら終わり

酔い、闇
ふわりとまうかおりをぬって
僕の歌声がせめて君に届けばいい
想い微か揺らぎ
溶けそうな夜にあなたとふたりで

この体に咲く花は君のせい
無駄口の代わりにその花で口を塞いであげる
花の正体を知るのは誰一人いない
君の唇から溢れた言葉が鮮やかな花となって
そうして咲いた花を私の胸に

ずるい私は結論を出さずに先延ばしにしたままで
蒼色モンタージュ
巻き込まれただけの貴方をそっと抱きしめる
多角的俯瞰視点からの風景
辛くても、辛くても、それでも、好き

歯車がずれた時計はもう動かない
ただ、好きなままでいたかった
想い出の君はただ優しいだけで
偽りの仮面を愛してたのだと
崩れ落ちる記憶の粒子が暗くて暖かい

いつもと違う髪型でいつもと同じあなたに出会う
犇めき合う僕と君の感情の狭間
大丈夫と言った君の顔が
Call, Calling You
君しかいない場所

君に初めて吐いた嘘
嘘を吐くのが苦手なんて嘘
僕を守るための嘘
傷付くに値しない君と僕の嘘
嘘まみれの私が吐く最後の嘘

彩りは雪化粧で
今日だけは良い子にしています
Sweet night * Sweet X'mas
赤い服のあなたは天使
白い奇跡

僕だけの王国
君にしか見えない場所
大人はいつだって邪魔をする
この世界には、君と僕だけ居れば良い
夢の国なんて最初から無かったんだ
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