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やさしい天邪鬼
好きだった、今だって変わらないけれど
夢の誘惑 甘い幻
痛みで動き出せない僕
蔑んだ目で見つめる君

その真っ直ぐな眼差しが眩し過ぎて
舞い散る花が視界を塞いで
光の河の 向こう側へ。
月の明かりがあまりにも綺麗で
その先の安らぎへ

あなたとわたしは腐れ縁
突然何を言い出すんだアンタは
何でって? アンタがそう決めたからよ
嫌いじゃないから傍にいる
貴方と私の仲でしょう

一度目は偶然 二度目は奇跡 三度目は運命
きっとあなたはスーパーヒーロー
cheapな台詞で酔わせて
貴方が私の運命の人
そして次はきっと永遠

言えない。言える訳がない。
傍にいる幻想だけで、僕は幸せになれるから。
君が好きだと言ってくれるのなら、それだけで。
私が突然手を伸ばした時の、あなたの顔が見たい。
寂しくて、寂しくて、そんな時に手を伸ばしてくれる貴方が好き。

微睡みの船底
夢の中であなたは泣く
意識も脳も呼吸も命もすべてを溶かして
しあわせにも ふしあわせにも なれるばしょ
裸足で歩く夢路

爪の先を彩る血色
微笑色をくちびるに
目尻に乗せた涙色
怒色を舌で転がす
頬を染める紅はあなた色

散る命と知っていても
深い森の奥に置いてきた墓標
刹那の夢が揺らいで
優しい涙で隠した傷
その嘘で私を殺して

貴方の為の此の命(いのち)
君に捧げる僕の命(めい)
全てを捧げると誓うあなたの
貴方しかいないのだと気付いていない
君がいなくなって、僕は

幸せの影が霞んでも
嫌いなの、嫌いになりたかった
心に深く刺さる楔
貴方がいくのをただ見ているしか出来ない
どうして君はそんなにも

 * * * * *

天の川のほとりで
貴方と二人で光に沈む
一年に一度の約束を
メルヘンチックな願いも夢も
今日だけはすべてを忘れたいの

罵ることも出来ない終焉
最低な奴だと悲しく笑う
好きの反対は無関心なの
すべてをわすれるくすり
まだ歩き出せない私でも

月色のコロン
星影のティアラ
氷雨のピアス
雲海のアンクレット
花嵐のドレス

溶けだした悲しみ
夕闇に紛れて沈む
掌から零れ落ちた痛みに咽ぶ
例え体を失ったとしても
わかったよ、すべてわすれてあげる

触れるだけのキスで私は泣く
貴方が私を落とすのは簡単なのです
あなたの熱が私に移って
大丈夫だから、今だけは
ずっと待っているだけのプリンセス


0と1で会話する僕たちの関係
嘘吐きな君の本当の嘘
気持ちの良い言葉だけを拾って
あなたはそうやって簡単に揺さぶる
絆された感情が静かに走る先

道を失った道化はどこへ向かう
甘美な毒のフルコース
高らかに響く嬌声に紛れ散る
晦冥に沈める深意
窮余惨憺大団円

ノスタルジック・フューチャー
胸懐アナーキー
境界線侵犯ストラテジー
愛情・哀情 リフレイン
欺瞞空言カタストロフィー

君の冷たい眼差しが僕の真ん中を射抜くから
虚空に浮かぶ虚ろな君の夢幻
碧い涙が 浮かんで 消えて
溢れ出す感情はきっと私を溺れさせてしまうでしょう
痛みすら見据えて、君は

貴方の影を見た、幻だと分かってた
貴方に捨てられて貴方に拾われる
つぎはぎガールは歪に笑う
この関係が正しいかどうかなんて誰にも分からないけれど
あなたなんていなくても私は
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