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演技で笑うなんて簡単な事だ
苦しさと嬉しさと、君がもたらしてくれるもの
フツウな僕にとっての特別な君
例えば君の手を取る王子様になって
この感情は演技なんかじゃない

振り返っても何もないって知ってるのに、
痛みで怯む僕は一歩を踏み出せない
この雫は綺麗なんかじゃないから
全てを拒否して手に入れたモノ
本当は、泣きたかったのに

キミはいつだってやさしいから
格好つけたところもカッコ悪いキミが好き
移りゆく景色の中のキミ
キミとの距離は縮まないって知っているけど
何も言わないくせに優しく見守るキミはズルい

噛み切った未練
孤独の海は凪
あなたを嫌いになる方法
サヨナラは月明かりの後で
涙色の飴ひとかけら

好きと言った方が負け
アイスみたいに溶けてしまいそうな僕の心
愛も恋も夢も砂糖菓子のように儚くて
あなたの視線の先に私がいればいい
恋の媚薬は猛毒注意

嫌いなんかじゃない、それでいいじゃない
勘違いから始まるものなんて何もない
好きと嫌いの狭間で見る夢
心が凪ぐまで もう少しだけ待って
好きだったよ、君のこと

押し殺した泣き声は何処へ消えるのだろう
夢はいつか終わるから
折れてしまった心を繋ぎ合わせる方法
愛情に沈んだ光
僕の夢は今夜散る

こびり付く未練が燻って焦げ付いてしまった
無様な私をどうか咬み殺して
君と一緒に常夜まで
どうか優しくなんてしないで
居場所なんて何処にもなくて僕ら

『今日の影は一段と濃いね』と君は言った
水溜りに浮かべた言の波
凍えた瞳が見る幻
氷結ドリーマー
霧中の飛翔

殻に籠った僕はかたつむり
バーチャルな僕が本物だって何度も叫んで
触れないで 壊れてしまう
雨の日はのっぺらぼう
殻を破れない僕はきっと

 * * * * *

たくさんの想いを込めたケーキはとても甘くて
例えば君と一緒に帰る夕暮れの道
君の微笑み 僕のときめき
今はまだ言えなくても 言わなくても
隠し味は恋心をひとしずく

貴方が私を殺すなら
差し出した首に手を這わせて
銀のナイフを胸に突き刺して
二人で一緒に水底まで溺れて
私が貴方を殺すなら

君と一緒にドライブへ行こう
目的地は地の果てまで
カーステレオから下手くそなレクイエム
ガラクタ市で買った青い鳥の残骸をお供に
僕たちの道途はまだ終わらない

あなたといるのが一番楽しいな、と思った
目が合った気がしたんだ
不意の接触
例えば君の睫毛が長いと気付いた時
そうやって優しい声で慰めるから

涙は歌わない
真っ当に生きられない僕らの行き先
サファイアの憂鬱
もし明日私が消えてしまったとしても、世界は何も変わらない
僕はもう泣き方を忘れてしまったけれど

それは恋なんかじゃないって最初から知ってたんだ
素直になれない君と僕のラブレター
酔いどれた夜にいっそこのまま
好きと言えない口から零れた金平糖
見ているだけでよかったなんて、そんなの

さざ波に溶けてゆく
夜露のなんと甘いこと
ガラスの音色で囁いて
暗闇に溺れて息も出来ないんだ
本当に言いたいことは、

君の声しか聞こえない
この花が散る前に
君と僕だけの鬼ごっこ
合言葉は愛の言葉なんかじゃなくて
君の声が聞こえない

優しくなれない僕らのワルツ
言えない本音だけが降り積もって今夜
形にならない想いで溺れてしまいそう
背中合わせじゃ伝わんない
貴方へと伸ばした手の行き先は

光より遠い場所
ボクが大嫌いだったもの
悪夢から目覚めた夜に
空を舞う鳥にはなれない
墜ちた星に祈りましょう
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